誰と行くかで分ける種類
ツーリングは、環境によって楽しみ、注意点に違いが出てきます。
それだけに、どんなシチュエーションでツーリングに行くかが非常に重要であると同時に、好みの違いも出てくるのです。
とくにツーリングの種類分けでポイントとなるのが、「誰と」「何人で」行くかです。
簡単に言えば、一人で楽しむソロツーリングか、仲間と一緒に楽しむマスツーリングかで楽しみ方が大きく異なってきます。
ソロツーリングの場合はとにかく自分の好きなように計画を立てて、自分の行きたいところへ行き、自分の走りたい道を走ることができるのが魅力です。
しかも現地で予定変更、なんてことも簡単にできます。
一方、マスツーリングでは仲間と一緒にバイクを走る楽しみを共有する、走る楽しみだけでなく観光スポットに立ち寄ったり、食事をする、キャンプをする楽しみも共有するのが醍醐味です。
メンバーのスキルに合わせながら走行するなど難しい面もありますが、こうしたチームワークも楽しみの一つと言えます。
さらに、二人で行くペアツーリングもあります。
ソロツーリングの自由度・気軽さと、マスツーリングの楽しみを誰かと共有できる魅力の両方を備えています。
二人で特別な体験を共有することで、より親しくなるチャンスを得ることもできるでしょう。
ほかには、マスツーリングのバリエーションとして現地集合ツーリングなどもあります。
こちらは初対面の人同士がツーリングをするシチュエーションが多いのが特徴です。
距離と期間で分ける種類
もうひとつ、距離と期間(日帰りか泊りがけか)によってもツーリングの種類を分けることができます。
大きく分けて日帰りと宿泊ツーリングの2種類がありますが、さらに細かく分類されることもあります。
日帰りツーリングの場合、一日フルにツーリングを楽しむタイプと、半日程度楽しむプチツーリングというタイプもあります。
宿泊ツーリングの場合は、宿泊期間もさることながら宿泊方法によっても環境が大きく異なってきます。
宿泊施設に留まるタイプと、キャンプ道具を持参してキャンプ場で宿泊するタイプに大別することが可能です。
期間が長い方が移動距離も長くなりますし、それだけ多くの場所を巡ることができます。
しかしその分荷物も多くなり、体力的な負担も大きくなるなど、それなりの準備や経験が求められるようになります。
人数による種類の違いと比較して、本人のスキルや経験に合わせて選ぶことが重要になってくると言えそうです。
ツーリングの種類についてのまとめ
このように、ツーリングは誰と行くかによって楽しみ方に違いが出てくるうえに、移動距離や期間によって経験する内容そのものに大きな違いが出てきます。
ですから、これらの種類をうまく組み合わせる(ソロ+日帰り、マス+宿泊など)ことによって非常に多彩なツーリングを楽しむことができるでしょう。
ひとつの方法・種類にこだわらず、状況や気分に応じていろいろな種類のツーリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
それぞれの種類によってバイクの向き、不向きも出てくるので、その辺も考慮したいところです。