寝袋(シュラフ)を選ぼう!

  1. >
  2. >
  3. 寝袋(シュラフ)を選ぼう!

寝袋(シュラフ)

最近では、キャンプ人気の高まりとともに、ツーリングキャンプ用品も随分と安くなってきたようです。
ツーリングキャンプで、真っ先に挙げられるのがテントですが、テントより重要視されるのがシュラフなんです。
なぜかといえば、人間の活動にとって、最も重要な要素が飲食と睡眠だからです。

寝心地が悪く、十分な睡眠がとれなければ、翌日のツーリングに影響がありますし、なんにせよ安全な走行ができなくなります。
そこで、快適な睡眠を得るためにも、シュラフの選び方は十分に留意しておく必要があるのです。
そこで今回は、ツーリングキャンプで快適に過ごすためにも、シュラフに絞って解説していきましょう。

シュラフの温度表示に着目

寝袋のシュラフに、温度表示があることをご存じでしょうか ?
実はシュラフには規格があり、タグには対応温度というものが記載されています。
対応温度には、大きく分けて快適温度(コンフォート)、下限温度(リミット)、限界温度(エクストリーム)の三つの温度表示があります。
それぞれに、快適温度は一般成人女性が、寒さを感じることなくリラックスして眠れる温度ことです。

次に下限温度とは、一般成人男性が寝袋の中で丸くなり、8時間睡眠できる温度のことを示しています。
そして限界温度とは、女性が寝袋の中でひざを抱えるほど丸くなった状態で、6時間までなら耐えられる温度のことです。
これらはあくまでも目安ですが、シュラフの選択肢として利用できます。

中綿素材と形状

まず、シュラフの形状についてですが、大きく分けて封筒型とマミー型の2つの種類があります。
封筒型は、長方形で安価ですので、あまりお金をかけたくない人向きと言えます。
一方マミー型は、機密性に優れており、角がない分コンパクトで、オールシーズンで使えるタイプが多いといえます。

中綿素材としては、高級布団で使われるダウンが一番保温性が高いシュラフです。
非常に軽く、真冬でも暖かく、コンパクトにまとめやすいのですが、汚れたらクリーニングに出さなければならず、値段も高めというのがネックといえます。
ただし長持ちしますので、長い目で見ればかなりおすすめのタイプといえます。

まとめ

ここまで、基本的なシュラフの選び方をご紹介してきました。
しかし実際には、シュラフの種類はかなり多く、安価なものから高価なものまであり、夏用や冬用とオールシーズンといった、多くのタイプが存在します。
ツーリングキャンプの場合、そんなに頻度が高いわけではありませんが、睡眠の重要性は先に述べた通り、走行時に大きな影響を与えます。

安全性や快適性を考えた場合、あまり使わないからと言って、安いシュラフを選んでしまえば、後で悔やんでしまうということもよくあることです。
家でも寝具に気を使う方が多いように、シュラフもある程度良いものを選んだほうが、長持ちしますので結果的にお得と言えます。