短いながら走りごたえのある海岸【富士見彫刻ライン】

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人気のスポット・富士見彫刻ライン

日本人に「海は好きですか ?」と聞くと、なんだか野望に聞こえますが、やはりそこは海に囲まれた島国、日本人にとって海はとても身近なものですよね。
日本は大きく分けて、日本海側と太平洋側とに分けることができます。
双方ともに、魅力的な海なのですが、日本海側と太平洋側とでは、その様相もかなり違って見えます。

都心から見れば、東京湾の海は何故だか殺風景に見えますが、少し離れただけで、別邸のスポットがあることをご存じでしょうか。
ライダーにも人気のスポットとして、富士見彫刻ラインという場所があります。
富士を遠望しつつ、断崖絶壁をトラバースできる絶好のスポットなんです。

富士見彫刻ラインの特徴

富士見彫刻ロードの由来は、地元の彫刻家や学生さん達が、沿道に数々の彫刻を設置している事からきているんです。
富士見彫刻ロードは、いわば伊豆半島西部の海岸沿いを南北に連絡する大動脈で、多くのライダーたちにとってあこがれのツーリングロードと言えるでしょう。

その景観も素晴らしく、西伊豆特有のダイナミックな海岸風景と、天気の良い日には富士の山を見渡せることから、ライダーたちの定番のフローリングコースとなっています。
総延長としては、松崎町から雲見温泉までの約4kmほどにしかすぎませんが、小粒ながら驚愕のロケーションを誇る絶景ロードであることは間違いありません。

富士見彫刻ラインの魅力

富士見彫刻ラインの魅力は、数10mにもなる断崖絶壁上をトラバースし、ワインディングより見渡す荒々しい岩礁風景は、もはや見事としか言いようのないほどです。
距離的には、約4kmほどとかなり短く、物足りなさを感じる方もいらっしゃいます。
しかし、インパクトの強さでは負けていませんので、富士見彫刻ラインの魅力の前ではおつりがくるほどです。

手つかずの自然海岸の美しさは何とも云えず、マリンブルーに輝く海の美しさは、何度来ても魅了されてしまいます。
路面は整った完全舗装ですが、ブラインドカーブの連続に加え、豪快なアップダウンの連続で、多くのライダーたちが何度もこちらを訪れるのがよくわかります。

富士見彫刻ラインへのおすすめルート

富士見彫刻ラインは、国道136号線になりますので、ルートとしては伊豆方面から南下するコースが主流となります。
伊東市方面から、東伊豆町まで下り、そこから山越えするというルートもありますが、それぞれに違った風景が見られます。
春先を過ぎれば、石部より脇道へそれると棚田風景の緑を見ることができます。

東日本では珍しい石積みの棚田なのですが、晴れた日にはこちら側から、富士山や南アルプスを望むことができます。
また、その先には雲見温泉露天風呂があり、海を眺めながらのロケーションで、源泉掛け流しを無料で堪能できます。
地元の名物「鯵のまご茶漬け」もありますので、ぜひご賞味ください。