バイクのメンテナンスはバイクショップではないと厳しい場合もありますが、自分でできるメンテナンス方法はたくさんあります。
タイヤの空気圧やエンジンオイルの汚れのチェックは簡単に行える作業です。
専門知識や工具が必要なメンテナンスもありますが、自分である程度できるようになるとバイクショップに頼む際に症状や状況を詳しく伝えられるようになります。
そこで今回はパーツ別のメンテナンス方法を紹介します。
足回りのメンテナンス
タイヤの点検
空気圧の調整やチェック方法は別記事で紹介しましたが、空気を入れるバルブにも注意しましょう。
キャップが外れている場合があるので、乗車前にチェックすることをおすすめします。キャップが外れていると異物が入ったり、小石で破損したりする恐れがあるからです。
電装品のメンテナンス
ホーンの点検
使う機会があまりないバイクのホーンですが、長い間使っていないと部品が固着して音が小さくなり、最悪音がでなくなります。
いざというとき、使えないのは危険です。定期的に問題ないか鳴らして確認しましょう。
バッテリーの点検
バッテリーはバイクを動かさなくても自然に放電されていきます。
充電器を持っておくとバッテリーが上がってしまったときに自分でメンテナンスできます。
充電器を使用する上での注意点は、出力電圧のバランスです。バッテリー本体と充電器のバランスがあっていないと破損したり、充電に時間がかかったりと問題がでてきます。
購入する際は出力電圧を確認しておきましょう。
ヒューズの点検
バッテリーからの過電流を遮断し回路を保護するパーツです。ヒューズを取り外し端子がサビていないかチェックします。
エンジンのメンテナンス
冷却液の交換
水冷エンジンの冷却に使われる冷却液(LLC)は、エンジンを循環しながら冷やします。
基本的には継ぎ足しして補充することになりますが、使い続けていると汚れがたまるので交換が必要です。
冷却液は誤飲防止のため赤や緑など色がつけられています。継ぎ足す場合、冷却液は同じものにしましょう。別の色を混ぜると濁って異常に気付きにくくなるためです。
また、水道水やミネラルウオーターを使用する人もいますが、サビの原因になるのでおすすめできません。
冷却液は寿命があります。サビが浮いて濁っている場合は交換するようにしましょう。
サビはつまりの原因となり、エンジントラブルを引き起こします。最悪、ラジエーターの修理が必要となる可能性もあるので、注意しましょう。